略歴
独マックスプランク人間開発研究所のCenters for Humans and Machinesにて博士研究員を務める。また、大阪公立大学およびメルカリR4Dの客員研究員を兼任。2024年に後藤 真孝教授(連携大学院)の指導のもと筑波大学大学院理工生命学術院を修了。博士(工学)。博士課程期間中には、Google及びMicrosoft ResearchからPh.D.フェローに選出される。
機械学習とヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)分野を専門とし、創造性支援や学習支援、バーチャルリアリティなどのさまざまな応用領域に取り組む。とりわけ、学習済みモデルやMLaaS APIなどの「既製の」機械学習ソリューションを用いて、チューニングなどなしにユーザの幅広い課題を解決するインタラクションシステムを実現してきた。近年は、そうした機械学習技術が人間の創造性を拡大にどう貢献するのかという点に特に興味を持ち、人類の文化的進化という観点からその影響を捉えることに挑んでいる。
研究の傍らでは、システムプログラミングからアプリ開発まで多様なレイヤーのソフトウェア開発に取り組む。学部時代は、企業向け人材育成サービスを提供する株式会社チームボックスで最高技術責任者を務め、トレーニングプログラムのための専用Webプラットフォームを開発・運用してきた。また、Linuxカーネルやfairseq等のオープンソースソフトウェアにも貢献している。